「プロモ未来ラボ」研究員ブログ

「プロモ未来ラボ」では、所属研究員たちが「気になる」・「知りたい」・
「注目している」ことを自ら取材・体験し、レポートしていきます。

オレンジの新種、発見!?

2019年5月6日

先日、伊豆旅行で“ニューサマーオレンジ”という新種のみかんに出会いました。
爽やかな香りとさっぱりした甘さに感動!
旅館では部屋に用意されるお菓子から始まり、シャンプーとコンディショナー一色で、香りに包まれました。お土産売り場でもニューサマーオレンジ製品が大半を占め、地域での力の入れ具合もわかります。

製品が並ぶ棚の上に「みかんの家系図」を発見し、新品種の先祖辿っていくと、世に出ているみかんの多くは「清美オレンジ」から生まれたものとわかりました。
 

清美オレンジは温州ミカンと外国産トロビタオレンジを交配させたもので、1960年代後半から、多くの品種改良の親となってきました。
 

みかんは新品種を完成させるのに10年以上かかるそうで、しかも品種の掛け合わせや互いの関係性がわからない品種が多く、昨年ゲノム解析が実現するまで謎の多い果物だったそうです。
 

 
さて、私が気に入ったニューサマーオレンジですが、こちらはゆずとオレンジの間で偶発的に生まれた別名「日向夏」であることが判明、なんと超人気・超有名品種だったのです。同一品種でも地域によって呼び名が変わることもあるそうで、ニューサマーオレンジのほか、土佐小夏としても流通していることがわかりました。


新しいおいしさを発見したと大興奮していた私は超ガッカリ。でも育ったところが違えば、美味しさも変わるはず! それに美味しいことには変わりないので、自分土産を完食する予定です。


ちなみにニューサマーオレンジのシーズンは4月~6月。 いまが旬!ぜひ食べてみてください。


「プロモ未来ラボ」研究員:かおり